「英語を学んで、良かったことってある?」
「英語が話せるメリットって?」
「習得したらどうなる?」
「そもそも、英語ってそんなに頑張ってまで勉強して何の意味があるの?」
という疑問を抱え、なかなか英語の学習に対して本気のアクセルを踏めない方は多いのではないでしょうか?
そんな方々に、断言します。
英語が話せると、メリットしかありません。
結論からいうと、もし英語を勉強することや留学に迷っている方がいたら、絶対にやってみることをお勧めします。
私は22歳で英語の勉強を始めて、24歳から約1年半カナダで生活し、世界約20か国を旅行して現在マレーシアに住んでいます。英語なしでこの人生はあり得ませんでした。
それまでは日本で働き詰め。海外に興味もなく、考え方も人格も「ザ・典型的な日本人」でしたが、英語を習得してから人生が180度変わりました。
「英語が話せるメリット」について改めて振り返るとかなり熱く語りたくなってしまうので、熱くなりすぎないように、15個のメリットにまとめてお伝えします。
英語を話せると人生の可能性が195倍
まず、ちょっとだけ序章です。
「世界の共通言語」である英語を話せるとは、人生にどれだけの衝撃を与えるかというと、
自分の人生の、全ての可能性が195倍になる
ということです。
なぜなら、世界195カ国の人間が英語を共通言語として認識しているからです。
もちろん外国人全員が英語を話すわけではありませんが、全ての国に少なからず英語を話す人が存在しているはずです。
英語を話せれば世界中の英語話者と知り合えますし、情報も入ってきます。
日本語だけを話す=「日本語」に訳された情報だけを見て生きている
と言うことです。
それで十分という方もいるかもしれませんが、通訳を介すことで若干通訳者の主観が入ったり、ニュアンスが変わったりします。日本語にない表現を無理やり日本語にしたりするわけですからそれが起きて当然です。
もちろん、英語を話さないことが悪いことではありません!
がしかし、「日本語だけで生きていく」ことの世界の狭さが、少しだけイメージできますでしょうか…?
ここからは、私が実体験から断言できる
「英語を話せるメリット」をお伝えします。
英語を話せようになって見えた15のメリット
英語を話せるメリットは無数ですが、15個にまとめてみました。
1. 好きな洋楽の歌詞が心に染みるようになった
洋楽好きには人生を変えるほどのメリットです。
「すごく好きな曲だけど、歌詞を知ると意外と微妙だった…」みたいな経験ありませんか?
英語を話せるようになる前は、好きな歌を見つけたら和訳を調べて
「あぁ、こんな意味なんだ…」
「意外と悲しい歌詞だな」
「歌詞もすごくいいな」なんて感じたりしていました。
しかし、英語を話せるようになると曲と歌詞が同時に入ってくるので、曲に対しての印象が変わります。
英語がわかれば、喋り言葉とは違う「韻を踏む」ような表現もあったり、英語の音と曲が絶妙に絡みあったりするカッコ良さもわかり、なおさら心に染みます。
2. 映画やドラマが俳優の素の声で楽しめる
こちらも、洋画好きには人生を変えるほどのメリットです。
映画の吹き替えって、なんかわざとらしいので元々字幕で観るタイプでした。
しかし、英語を話せるようになるまでは「声」としてではなく「音」として聞こえていたのであまり俳優さんの声は印象に残りませんでした。
英語を話せるようになると、声や感情がリアルに入ってくるだけでなく俳優さんの喋り方の癖などもわかるようになります。
「この人、イギリス英語の人だったんだ」とか
「意外とヨーロパ訛りが入ってる」など、
英語を話せなかった時にはない洋画の楽しみ方が生まれます。
また、英語→日本語に通訳をするとどうしても無理のある表現が出てくるので、英語を英語として理解することでシーンの印象が変わります。
3. 海外チャンネルを楽める
海外のテレビ、Youtubeチャンネルを楽しく観られるのも英語ができるメリットです。
世界的に有名な海外のコメディ番組、音楽番組、ニュース番組は山ほどありますが、日本語に訳されているものはほとんどありません。
また、英語圏以外の番組が英語に翻訳されていることも多いです。
Youtubeに関しては、英語圏以外の番組は英語のサブタイトルをつけられる番組が多いので、英語ができれば、英語圏以外の番組も楽しむことができます。
「日本語だけでも山ほど番組があるから十分」と思う方もいるかもしれませんが、他国の番組を見れることで文化の違いなどもわかるので、エンターテイメントと違った部分でも面白いですよ。
4. 日本語訳されていない英語の情報が全て手に入る
人生の全てにおいて、これはかなり大きいメリットです。
海外のニュース、好きなアーティストの情報、予約したいホテルのウェブサイト、海外限定のオンラインサイト、世の中には日本語対応していない情報で溢れています。
海外のオンラインサイトやホームページは、よっぽど日本人顧客をターゲットとしていない限り、「現地語 or 英語」の2択
です。
また、世界規模で重要な情報は、まず英語で公開されます。
例えば2020年のコロナウィルス。世界の主要機関は海外にあるので、英語で発表された情報を誰かが日本語に訳してくれて、やっと日本人に情報が届きます。当然ながら、全ての情報を通訳してくれるわけではないので日本語として公開されるのは重要なポイントの一部だけです。
テレビの場合は、そこにテレビ業界の情報操作が加えられ、スポンサーにとって都合の悪い部分はカットされたりもします。
日本語訳されていない情報が全て手に入ることで、自分で好きな情報を取りに行け、選択の自由が広がります。
4. 世界195カ国の人と友達になれる
言葉が通じない=意思疎通ができない宇宙人と同じです。
逆に「英語」という1言語を話せるだけで、世界195カ国の人と友達になれます。
私は英語が話せるようになってから31カ国の友達ができました。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、中国、韓国、香港、台湾、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、スペイン、スロバキア、インド、ロシア、サウジアラビア、エチオピア、アフガニスタン、イラク、イタリア、フランス、トルコ、カナダ、ブラジル、ベネズエラ、ポルトガル、メキシコ、ウガンダ、ウクライナ、ドイツ、コロンビア
195カ国には程遠いですが笑
「たくさんの国の友達を作ろう!!」なんて意識せずに、普通に過ごしていたら31カ国の友達ができました。特にアメリカ、メキシコ、韓国、台湾あたりは多いです。
お互いに自国の文化や状況について話すことも多いので、たくさんの国のことが知れて楽しいです。
5. 出会いが増える
当然ながら、友達が増えることで出会いも増えます。
男女関係、仕事関係共にです。
特に日本人女性は海外に行くとモテるので、日本であまり男性経験がなかったけど海外で遊びまくっているという人もたくさんいます。笑
遊びたいかどうかは別として、「世界に男は35億人」と(ブルゾンちえみが)いいますが、実際に世界には男女共に38億人くらいはいるようです。
英語を話せるようになることで異性の母数が変わるので、当然良いお相手が見つかる確率も上がります。
仕事関係も然り、英語を話すことで仕事をゲットするチャンス、ビジネス拡大するチャンスも無限に広がります。
6. 仕事の選択肢が広がる
英語が話せれば、海外で生活、仕事をするという選択肢が出てきます。
日経以外の会社で働くと、仕事のスタイルやスタンスなど日本にはない部分が見えて面白いです。
最近日本でも、英語力や英語資格を求められる仕事が増えていますよね。
「英語が話せる力」と「TOEICや英検のスコア」は比例していませんが、国内求人で英語を使う仕事は、「英語のスコアを持っている」という方になりますね。
英語のスコアを持っておくことで給与や待遇が良いポジションにつけるチャンスが広がります。
TOEIC高スコアを持っていても英語が話せない…という人は山ほどいますが、スコアを取った時に習得した文法基礎やボキャブラリーは「英語を話す」ことにスイッチした時にかなり役立ちます。
7. 住居の選択肢が広がる
英語が話せれば、英語圏の国では何不自由なく生活することができます。
英語圏でなくても、外国人の多い都心であれば街中に英語訳がついていたりするので、何とか生活することができます。
今の時代、日本で生活することに対する不安が尽きませんよね。
震災、将来の年金、生活水準のキープなどなど…
英語が話せれば、気軽に「海外に住んじゃおうかな」をいう選択肢が出てきます。
8. より多くの情報が手に入る
世界中の言語で出版された本や記事、情報が英語訳されたものは、日本語訳されたものに比べると圧倒的に多いです。
元々英語で出ている情報+多言語の情報が英語に訳された情報の全てが手に入るということです。
英語は世界の共通語なので、英語1つわかるだけで莫大な情報が手に入ります。
9. 日本と日本人への見方が変わる
これは、英語を話せるようになって、海外に旅行に行ったり、海外の友達と密に関わったり、海外に住んだりした中で見られた自分自身の感覚の変化です。
日本の文化や常識が全く通用しない外国で生活をすると、日本を客観的に見るようになりました。
以前は日本の悪いところばかり見えて、自国愛があまりなかったですが、海外で生活することで、日本と海外の良いところ、悪いところどちらもハッキリと見え「日本は日本で、他の国にない良さがあり、素晴らしいな」と感じるようになりました。
逆に海外を知っているからこそ見えてくる日本の悪いところもありますが、より客観的にみることができます。
日本人が普通にやっていることが、海外では普通じゃなくて素晴らしいこともあるし、海外で普通のことが、日本人にとっては驚くようなことも多いですよね。
いずれにしても、多文化を知った上で日本や日本人を客観的にみると、新しい発見があって面白いです。
10. 外国人への目が変わる、尊重できる
自分自身で英語を習得することで、語学を習得する難しさを実感するため、日本にいて日本語を頑張っている外国人を尊敬できるようになります。
私の出身地福岡県は、昔から中国人や韓国人の留学生が多く、学生時代にアルバイト先で一緒に働いたこともありましたが、私は当時の彼ら対し「普通の友達」としか思っていませんでした。
しかし、自分が英語を勉強し、語学を習得することの難しさ、また第二言語だけで異国の地で暮らすことの厳しを痛感した時、心から彼らのことを尊敬するようになりました。
人間の考えなんてものは自分の経験値によって簡単に変化します。
もしも、今日本で頑張っている中国や韓国、東南アジアの方々を見下すような考えを持つ方が周りにいらっしゃれば、そういう人は一度自分で未知の言語を1から習得して、たった一人で外国に住んでみるといいです。
そうすれば、穴があれば入りたいくらい、過去の自分が恥ずかしくなるはずです。
11. 考え方が180度変わる
外国人と関わったり、海外で生活をする中で、日本の常識は「常識」ではありません。
単一民族でできている日本は「常識」という共通認識があるので、ある意味楽です。 「常識」に沿って生きていけば何も文句は言われないですから。
しかし、海外の人と関わる時に「常識」を基準に物事を判断すると痛い目にあいます。
日本人相手のように「こういう状況ではこうするだろう」という予想がつかないので、日本人のリアクションを期待していると、まんまと期待を裏切られ続けます。
そんな、全てにおいて予想がつかない状況の中で上手くやっていくことで、自分自身の考え方がどんどん変わっていきます。
これまで正しいと思っていたことがそうでもなかったり、新しい発想が生まれたりしてより考えが豊かになります。
12. 視野が広がる
これはよく言われることですが、「日本社会」に閉じこもってるとどうしても視野が狭くなります。
特に真面目なひとは日本社会に揉まれることで「これは、こうでなきゃいけない」
という決まりが沢山できてきます。
例えば、上司の言うことは絶対とか、学校を出たらすぐに就職しないといけないとか、良い成績をとらないといけないとか、一回入った会社で長く勤めないといけないとか…
世界中の人たちと関わると、こんな考えは吹っ飛びます。
日本にいて、日本語を話す外国人はある程度育ちのいい方も多いので、住む世界が日本人と似ているかもしれませんが、英語を話せるようになることで、生きてきた世界が全く世界の違う人たちと深く関わることができます。
そうすれば自ずと、自分自身の視野が広がっていきます。
13. 人を助けることができる
外国人が英語が通じる人がいなくて困っている時、道に迷っている時、
「すごく助けたいけど、言葉がわからない…!!」という経験はありませんか?
そんな時少しでも英語がわかれば、簡単に助けられます。
仮に相手が英語を話せなかったとしても、「世界の共通言語」は最強です。
簡単な単語は結構通じるので、単語とジェスチャーで話をして助けてあげることもできます。
例えば、「This !!! OK OK !!!」は世界中のほぼ全員、英語を話せない人にも通じると思います。
ですが、「これです!大丈夫ですよ!」は、絶対に日本語を知っている人にしか通じないですよね。
少しでも英語を話せることで、世界中の人を助けるチャンスが生まれます。
14. お得情報が手に入る
世の中のお得情報は、日本語対応されていないことが多いです。
海外旅行にいく時、それが顕著に現れます。
- 海外のLCC航空券が日本語サイトで扱ってない
- 英語サイトでしか公開されていないプロモーション(割引)がある
- 海外の旅行代理店からツアー予約した方が安い
- 旅行サイトを使うより、ホテルの英語ホームページから直接予約した方が安い
- 日本語サイトでは完売になっているチケットが英語サイトではまだ売っている
などなど、旅行に限らずですが、普段日本で生活している人が英語を話せないことで損してしまう場面は、海外旅行が多いです。
英語が話せれば、カスタマーサポートが英語対応しかなくても心配ありません。
15. デメリットがない
1番のメリットは、「メリットしかない」ことかもしれません。笑
全ての物事には良い面と悪い面があると思っていますが、英語を話せることのデメリットだけは思いつきません。
お金を持つことでさえ、持ちすぎると狙われたり、孤独になったり人生のデメリットになることがありますよね。
デメリットがないことって、世の中にいくつも存在しないのではないでしょうか…?
収入とかじゃなく人生の満足感の話
「英語が話せることで収入が上がる」ことを目標に英語を頑張る方もいるかと思いますが、私の場合は収入や生活水準よりも
人生全体が豊かになる
というメリットを強く感じています。
もしもずっと英語を習得せずに世界に目を向けていなければ、どんな人生が広がっていたか…それはそれで楽しいだろうけど、ちょっと想像しづらいです。
TOEICスコアと「英語が話せる」は別モノ
これまで、TOEICスコアは高いけど、英語が全く話せない人たちをたくさん見てきました。
それもそのはず、一般的なTOEICテストはリスニングとリーディングだけなので、自分で英語を組み立てて意思を伝える力とは全く違います。
英語を使う仕事につきたいをいう明確な目標がある方以外は、TOEICや英検の試験対策に時間を費やすなら、オンライン英会話や国際交流イベントを利用してどんどん外国人と絡んで喋る練習をする方が早いです。
ちなみに、TOEIC勉強などは一切せず、英語を話せるようになりました。
(留学後に実力試しで受けてみたことはありましたが)
まとめ
英語の習得が私の人生に及ぼした影響が大きすぎたため、ついつい熱く語ってしまいました。
「英語って別にやっても意味なくない?」と思っていた方には、少しでも英語が人生を豊かにしくれることが伝われば嬉しいです。
英語を始めるか迷っている方は、急がば回れです。絶対に損はないので、始めてみてください。
しつこいようですが、TOEICのスコアだけとっても話せるようにはなりません。
人生を豊かにする英語を習得するには、国際イベントに参加したり、オンライン英会話などでお喋りすることから初めるほうが早いです。
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