- 英会話初心者だけど、独学で英語を話せるようになりたい
- 英会話って独学でできるものなのか知りたい
- 英会話の勉強を始めたいけど、何から始めればいいか分からない。
- あまりお金をかけずに英語を話せるようになりたい
こんなアナタへの、お役立ち記事です。
この記事では、まず英語で独学をするにあたりどんな骨組みで勉強を進めていけばいいのかを、3つのカテゴリに分けて、説明していきます。
リスニング(聴く)
スピーキング(話す)
ボキャブラリー(単語)
更に、ライティング(書く)、リーディング(読む)を加えてそれぞれの能力を向上させる独学方法をお教えします。
自分にあった勉強方法は人それぞれ違いますが、頭を整理しながら独学の計画を立てることで、より効率的に自分にあった勉強方法を見つけることができれば、「使える英語力UP」に繋がりますよ!
【大人の英会話初心者向け】独学の骨組み
初心者が、独学で英会話力を伸ばすには、自分が伸ばすべき5つのスキルを理解しておく必要があります。
- リスニング(聴く)
- スピーキング(話す)
- ボキャブラリー(単語)
- ライティング(書く)
- リーディング(読む)
まずは英会話をマスターしたいのであれば、リスニング、スピーキング、ボキャブラリー
を伸ばすことから考えましょう。
「ほとんど全部じゃん…」とガッカリするかもしれませんが、
「喋る」という行為に、この3つは斬っても切り離せない関係性があるのです。
それぞれの能力が欠落してると、英会話の際にこんなことが起きてしまいます。
【リスニング力(聴く力)の欠落】
・自分の意思を伝えられたとしても、相手の言っていることがわからないから会話が続かない
【スピーキング力(話す力)の欠落】
・言いたいことは頭にあるのに、言葉にできない。
・間違った意味で伝わってしまう。
【ボキャブラリー力(単語力)の欠落】
・相手の使っている単語の意味がわからないので、話しが分からない
・頭の中で伝えたい文章ができていても、単語が分からないから伝えられない
・それを知っている単語だけで伝えようとすると、連想ゲーム状態になる
逆にいうと、しっかり意識さえすれば同時に勉強できてしまうので一石三鳥です。
同時に習得できる独学法は、後の章で詳しくご紹介します。
英会話って初心者から独学でできるの?という疑問の答え
英「会話」というだけに、会話は相手があってのものじゃないの?
と考える方は多いのではないでしょうか。
確かに、「会話」の段階に入ると必ず相手が必要になります。しかし、会話をする前にしっかりと基礎を独学を固めておかなければ会話になりません。
なぜなら、基礎力が足りないことで先述したようなことが起きてしまうからです。
私は英会話初心者の頃、独学をしながらオンライン英会話と駅前留学NOVAに行っていましたが、その目的は新しい単語を覚えたり文法を覚えたりする為ではなく、下記の目的でした。
- 外国人と会話することに慣れる(免疫をつける)
- 外国人、英語関係の友好関係を広げる
お陰で英会話関係の友達、外国人の友達が増えてかなり英語の上達にプラスになりました。
しかし、常に感じていたのは「英会話の場は、個人練習の成果を披露する場だ」とういことです。
独学という下積みなしで、外国人との楽しい会話は味わえないのです。
英会話初心者の独学のコツ
さてここからは、「使える英語を習得するための独学」の計画を立てる際のポイントと独学法のコツを解説します!
頭の中で、5つのカテゴリに分けつつ、自分に必要なスキルをバランスよく伸ばすようにしましょう。
リスニング(聴く)
スピーキング(話す)
ボキャブラリー(単語)
ライティング(書く)
リーディング(読む)
英会話初心者の独学方法のコツ1:中学英語のおさらい
「英会話は中学英語で十分できる」といいますが、その理由は
中学英語をしっかりすれば、基礎的な文法とカンタンな単語が身につけられる
からです。
難しいビジネス系の会話や大学入試に必要な英語をするならプラスαで多大なボキャブラリーや文法を覚える必要がありますが、その場合も基礎になっているのは中学英語です。
本屋さんに行けば中学レベルの基礎英語を一から学習できるテキストが沢山売っています。
選ぶときのポイントは、人から進められる本ではなく、「自分が勉強したくなる感じのテキストかどうか」
で選んでみましょう。
いくら英語の先生から勧められた教材でも、白黒で小さい字がミッチリ書かれてるテキストだと、 最初からやる気を失ってしまいますよね…
まずはモチベーションキープが大切ですので、自分がパラパラっと読んでみて「見やすいな」「解説がわかりやすいな」と思うテキストを一冊買ってみましょう。
中学英語を「英会話力」に発展させる方法は、こちらの記事で解説しています。
英会話初心者の独学方法のコツ2:リスニング練習
【リスニング力(聴く力)の欠落】
自分の意思を伝えらたとしても、相手の言っていることがわからないから会話が続かない
いざ外国人と喋った時にこの状況を避けるため、リスニングのトレーニングが必要です。
初めから映画やドラマの英語を聴いたところで雑音にしか聞こえないのは普通のことです。
初心者用のリスニングトレーニングサイトやアプリを見つけてみましょう。
勉強し始めは、初心者用のゆっくりの音声でも、聞き取れないことがあると思います。
ですので、重要なのは「読みながら聴ける」教材を見つけることです。
聞き取れなかったところはもう一度戻って、文章(単語)と照らし合わせながら聞き取れるまで繰り返し聴いてみましょう。
そうすることで、英語の耳を鍛えるトレーニングになります。
※おすすめの無料教材は後の章で紹介しています!
英会話初心者の独学方法のコツ3:スピーキング練習
【スピーキング力(話す力)の欠落】
言いたいことは頭にあるのに、言葉にできない。間違った意味で伝わってしまう。
この状況に避けるために必要なのは「喋る練習」です。
きちんと自分の言いたいことを相手に伝えるために、必要不可欠なスキルです。
「喋る練習」といっても、ただテキストを音読するだけではスピーキング練習になりません。
ポイントは、自分の頭で英文を組み立ててから声に出すことです。
頭の中で妄想の会話を作り出して、全て英語に訳してみましょう!
分からない表現や単語が出てきますので、それを一つ一つ調べて文章を完成させていきます。
そうすれば、ボキャブラリーと新しい文法をゲットすることもできるので、一石三鳥!
英会話初心者の独学方法のコツ4:ボキャブラリーを増やす
【ボキャブラリー力(単語力)の欠落】
・相手の使っている単語の意味がわからないので、話しが通じない
・頭の中で伝えたい文章ができていても、単語が分からないから伝えられない
・ それを知っている単語だけで伝えようとすると、連想ゲーム状態になる。
一見、会話をするにはあまり影響がない気もしますが、実はボキャブラリーも大切です。
勉強方法は、大きく分けて2つです。
- 英単語帳を購入して片っ端から暗記していく
- 実践の会話、リーディング、ライティングの中で覚えていく
暗記が得意な方は、「英単語1000」のような単語帳を購入し、丸暗記していくと早いでしょう。本を選ぶ時の注意点は「実用的な単語から覚えられる本を選ぶ」ということです。
TOEICなどのスコア系単語帳は日常的に使うことがあまりない単語が多いので、
英会話を伸ばしたいのであれば、日常会話の用のボキャブラリー単語帳を選びましょう。
【単語丸暗記が苦手な方にもおすすめの方法】
単語帳を買って単語を覚えようとするけど、なかなか丸暗記ができない、暗記してもすぐ忘れてしまう…という方には
単語一つ一つに対して、例文を作ってみる方法がお勧めです。
どんな場面で使えるかがわかればイメージが湧きやすいので、暗記が苦手な方でも比較的覚えやすくなります。
英会話初心者の独学方法のコツ5:ライティング
ライティングは英会話の上達に直接関係しませんが、文章をしっかりと組み立てて正しいスペルで単語を書くことで、英会話力をプッシュアップしてくれます。
いちばん続けやすい独学方法は、英語で日記を書いてみること。
そうすると、分からない言い回しや単語も出てくるので、新しいボキャブラリーやイディオムを覚えられて一石三鳥!
英会話初心者の独学方法のコツ6:リーディング
リーディング力についても、あるのとないのでは英語学習の吸収スピードが変わってきます。
正直、私が初心者の英会話をしていた時にはあまり必要ないように感じていましたが、英語の総合力を上げることで、スピーキングやリスニングの精度が上がりました。
リーディングは、自分のレベルにあった英語の文章や本を読むことで鍛えられます。
本を選ぶ際の基準はこれです。
「1ページに5つ以上知らない単語があったら、自分にはレベルが高すぎる。」
初めは知らない単語ばかりで本を読むと全く進まないのがストレスになってしまいます。
ですので、字が大きく、カンタンな幼児用の本からスタートするとよいです。
英会話初心者の独学勉強方法11選!
英会話初心者の独学方法のコツ1〜6をバランスよく実践するだけで、総合的な英語力が身につきます。
ここからは、1〜6を実践するために使える、具体的な独学アイテム&方法をご紹介します!
リスニング&ボキャブラリー力の独学法
1. 物語系で耳トレ
シンプルな内容の物語やアニメで、リスニングを鍛える方法です。
ちなみに、私が英語初心者だったときは NHKの「リトル・チャロ」という英会話用アニメがオンエアされていたので、毎日録画してみていました。(チャロの動きと音がかわいいんです♡)
今はYoutubeでアップロードされているので、好きなところで止められるし再生速度も変えられるのでお勧めです。
「白雪姫」「3匹の子豚」などの童話で英語学習ができるYoutubeチャンネルやアプリもありますが、私の場合は退屈で続きませんでした ^^;
最近は様々なリスニングアプリも無料であるので、自分にあったものを見つけましょう!
2. ラジオ系アプリ
ラジオ聞き流しのアプリで常に英語を聞くようにします。聞くときのポイントは、耳を澄まして知っている単語を聞き取ろうとすることです。
オススメはBBC English radio。
このアプリは、音声と文章が同時に流れるようになっており、
「英会話初心者の独学方法のコツ2:リスニング練習」で紹介した
「重要なのは「読みながら聴ける」教材を見つけること」
というポイントをクリアしたアプリです。
全くの初心者にはすこし難しい単語も多いかもしれませんが、基本的なトークを聞き取る練習になります。
3. Youtubeで英語チャンネルを聞く&読む
興味がないことを教材にしても、どうしても長続きしない…
そんな時にとても良いリスニング教材になるのがYoutubeなのです。
Youtube をみる時に、速度調整と字幕の表示設定ができることをご存知でしょうか?
この機能を使えば、好きな海外ドラマや映画全てをスローモーションで聴けて、同時に英語字幕をみることができます。
また、日本語字幕も設定されているチャンネルであれば、和訳が知りたいという時に和訳機能として使えます。
この再生スピード調整&テロップ機能は、英語学習に最適な機能です。
Youtube内の設定方法は別の記事で紹介していますので、分からない方は参考にしてください。
4. 洋楽を和訳してみる
好きな曲の和訳を見て、英語と日本語を照らし合わせてみましょう!
洋楽にはスラング(若者言葉)やイディオムが多用されているので、よりネイティブっぽい表現を身につけることができます。
ただし、注意点が一つ。洋楽の文法は、正しくないことがあります。
日本語の曲を想像するとわかりますが、音とリズムとの絡みを優先するため文法の観点から見るとぐちゃぐちゃなことがあります。
例えば、洋楽で「She don’t like me」みたいな表現がよくありますが
正しくは「She Doesn’t like me」ですよね。
洋楽で学習する場合は、ボキャブラリー重視で見ていくことをお勧めします。
5. 聞き流し系オーディオを聴く
通勤中、ランチ時間中、時間があれば聞き流し系オーディオを聞きましょう。
最近ではYoutubeでもいい聞き流し音源が出ています。
オーディオを選ぶときのポイントはコチラ
- 英語がゆっくり
- カンタンな単語を使っている
- 英語の後に日本語訳が流れる
Youtubeで、初心者の聞き流しに最適な音源をシェアさせていただきます。
スピーキング力の独学法
6. 英語でぶつぶつ独り言
何でもいいので頭の中で文章をつくり、それを英語になおしてみましょう。
できれば日常的に使う言葉がいいので、今日友達と話した時に言った一言などがいいかもしれませんね。
その中でこんな疑問が出てくると思います。
- 単語が分からない
- 文章の言い回しがわからない
そんな時は、必要なボキャブラリーをゲットするチャンス。
すぐにググってみましょう。
- 今日しゃべったことを英語に訳してみる
- 分からない表現や単語があったらググってみる
- 新しい単語や表現を、一つ一つノートに書き留めていく
- そのノートを、空き時間に眺めるようにする。
これを繰り返すとどんどん新しい単語や表現を増やすことができます。
7. シャドーイング
シャドーイングとは、英語を聴きながら同時にリピートしてみることです。
このときに、発音やアクセント、リズムも似せるようにしましょう。
まずはカンタンな単語を使って、ゆっくり喋っている教材を参考にしましょう。
本来、シャドーイングとはこんな感じで文章を聴きながら、音声より若干遅れて音読し、追いかけていきます。
ですが、初めのうちはこんな一文ずつを真似してみることから始めましょう!
ボキャブラリーの独学法
8. 単語ノートを作る
新しい単語に出会ったら、必ずメモをするノートを作っておきましょう。さらに、単語1つに対して例文を作って、単語の横に書き留めておきましょう。
そうすれば、単語を覚えるだけでなく、どんな時に使えばいいのかわかるようになるので実践英語に使えます。
前章までの全ての独学法で、新しい単語に出会うことがありますので、
きちんと書き留めて、頭に残るようにしておくことがポイントです。
9. 見る、聞く、口に出す?自分がどのタイプか把握する
あなたは単語を見て覚えるタイプ、書いて覚えるタイプ、口に出して覚えるタイプ、どのタイプでしょうか?
人にはそれぞれ自分に合った方法があります。
もし自分はどれが当てはまるかわかっていなければ、片っ端から試してみて、結果どの方法が頭に入ったか、また忘れなかったかを検証しながら、自分のスタイルを確立していきましょう。
スピーキング&リスニングの独学法(実践編)
ここからは、「独学」といってもイベントなどに参加して積極的に英会話に慣れていく方法です。
10. 英語カフェ
各地で、英語カフェが開催されているのをご存知ですか?
英語カフェとは、1回500円程度で英語の会話を楽しむためのイベントです。
日本人だけのイベントや、外国人が入っているイベントなどタイプは様々です。
「英語カフェ 〇〇(自分の居住地域)」でググってみると、イベントが見つかるはずです。
日本人同士の場合は基本的に英語での会話となりますので、自分よりレベルの高い方がいたら刺激になりますし、どんな勉強方法をしているかきいてみるのもいいですね!
11. 国際交流イベントに参加
巷では、勢いのある若者や留学エージェントが「国際交流会」を主催しています。
こちらも、「国際交流会〇〇(自分の居住地域)」でググるといろんな情報が出てきます。
一人で参加しづらい方は、お友達を誘って是非参加してみましょう。
Meet upで、英会話コミュニティを探してみるのもいいですね!
いっぱい勉強したはずなのに、外国人と面と向かって話すと全然聞き取れない!
テンパってしまう!なんてことは自然なことです。
まずは行ってみて、撃沈したらそれをバネにまた独学を頑張りましょう!!!!
【付録】独学のみかたアプリ!! HiNative
独学の強い見方が「HiNative」という無料で使えるアプリです。(有料版あり)
このアプリは、日本語を勉強したい外国人と外国語を話したい日本人が登録をして知識を交換し合うというものです。(Language exchange)
公式サイトURL: https://hinative.com/ja
自分の知りたい英語の意味や、表現を質問投稿することができ、ネイティブの人がそれに答えてくれるという仕組みになっています。
無料プランでできる質問も沢山あります。
例えば、「yet」と「until」の違いを知りたいとします。
「What's the difference ?」にyet とuntil を入力すれば、ネイティブの人があなたの質問に答えてます。
ここで質問を投げることによって、ネイティブのより自然な観点から回答を得られるのでかなりオススメです。
一人で勉強していると、ネット上では答えが見つけられない疑問が沢山浮かんでくると思います。そんな時にぜひ使ってみてください!
逆に日本語を勉強したい外国人に教えてあげることもできるので、お互いに助け合っている感じがして楽しいですよ^^
まとめ
いかがでしたか?
総じて、大切なポイントはコチラです。
- 自分が興味を持てるものを題材として勉強する
- 日常会話で使うボキャブラリーからインプットしていく
この方法で独学していけば、高い教材費を払わなくても十分英語でコミュニケーションを取れるようになるはずです!
楽しく頑張りましょう♪