アメリカ人講師・ネイティブ講師からオンライン英会話レッスンを受けたいと思っているのは
こんな理由ではないでしょうか?
・アメリカ人と話してみたい
・なんとなくネイティブレッスンが安心
・ネイティブ=アメリカ人かな?
・ネイティブ以外のアクセントがついてしまうのが恐い
ですが、フィリピン人講師に比べてネイティブのレッスンは金額が倍になるのが
ネックのひとつですよね。
アナタの英語レベルによっては、今の段階で高いお金を出してネイティブレッスンを受ける必要がないかも。
なぜなら、英語自体がわからない状態で、いくら発音のいい英語を話されても、
わからないから。
この記事では、
- いま、本当にネイティブ講師からレッスンを受ける必要があるのか?
- どの段階でネイティブ講師に切り替えるのが良いのか?
を解説しています。
意味ナシ?オンライン英会話アメリカ人レッスンを受けだす正しい時期
英語の初心者ほどネイティブ講師からレッスンを受けたがりますが、
本人のレベルや身に付けたいスキルによっては「ネイティブ講師のために払う追加料金」は不要な出費になってしまいます。
これは日本人に限らず、英語を第二カ国語として勉強する世界中のビギナーに共通しているようです。
私の場合もそうでしたが、英語学習を本格的に始めて数年後実際に「生きた英語」を知ると、初心者レベルからのネイティブ講師からのレッスンはそれほど重要ではなかったことに気づきました。
「ネイティブがいい!」理由とレベルによってはその投資間違ってるかも
あなたがアメリカ人・ネイティブの講師からオンライン英会話レッスンを受けたいと思っている理由と、英語力レベルが下記に当てはまっているなら、
まだフィリピン講師でも十分です。
- 英会話初心者レベル
- なんて言っているか聞き取るのに精一杯
- なんとなくネイティブが良さそうだからネイティブレッスンにしたい
- ネイティブ=アメリカ人だから失敗はなさそう
- ネイティブ講師の方が教え方が上手だと思っている
- ぶっちゃけ、どの発音が何人の訛りか聞き分けがつかない
「フィリピン英語は聞き取りづらい」はリスニング力の問題
少し英語を話せる日本人が「あの人の英語鈍ってて聞き取れない」というのをよく聞きます。
が、それはほとんどが英語のなまりの問題ではなく、リスニング力の問題です。
(タイやベトナムなどかなり独自のなまりが強い場合は別ですが)
例えばこの発音の違い、明確に分かりますか?
アメリカ人、イギリス人、フィリピン人のYoutube チャンネルを集めてみました。初めの数十秒だけでもいいので聞いてみてください。
【アメリカ英語】
【イギリス英語】
【フィリピン人の英語】
いかがでしょう?
正直、私が英語を始めたばかりの時は、人が英語を話しているのを聞いてすぐに「アメリカ英語」や「イギリス英語」「フィリピン系」などの聞き分けがつきませんでした。
フィリピンの先生の自己紹介ビデオを見て、訛りが強いかどうかくらいはなんとかわかったので、訛りがなさそうな先生を選んでいました。
ちなみに、こちらはヨーロッパ(ドイツ、ブラジル)のYoutuberの方。
2人の英語はよく聴くと若干ヨーロッパアクセントが入っていますが、ペラペラですよね!
実際の世界はこうだ!!
実際の「生きた英語」は、いろんな訛りの人がいるのが当たり前なので、みんなそこまで訛りを気にしていません。
なぜなら、会話の内容の方が大切だから。
そもそもの話ですが、世界の英語話者約17億人中
ネイティブ人口は、たった4億人弱といわれています。
私はこれまでにカナダとマレーシアでいろんな人種の人と仕事をし、
北米、南米、ヨーロッパ、東南アジア、アジア20カ国以上の国に行き数えきれない人たちと英語で関わってきました。
ほとんどはネイティブスピーカーではないので、みんなそれぞれのアクセントがありますが、大切なのは完璧な発音よりも英語の総合力ということを痛感しました。
余談ですが、先日パンデミック宣言をした WHOの会長もかなり鈍っています。
世界保健機関WHOのトップの英語が鈍っていることを考えると「ネイティブみたいな発音」をどれくらい気にするべきかわかりますね。
ネイティブみたいな発音だとカッコいい!という憧れは誰もが抱くものですが、発音だけそれなりにカッコ良くて、あまり中身のない英語を話している人もたくさんいます。
英語の根本は「コミュニケーションをとるための道具」
なので
大切なのは英語の総合力とある程度の発音なのです。
アメリカ人・ネイティブ講師に切り替えるタイミング
とは言えども、ネイティブ講師から授業を受けることで「ネイティブならではの表現が学べる」をいう利点があります。
どのレベルに達したらネイティブ講師レッスンにアップグレードすればいいかを解説します。
アメリカ人・ネイティブ講師に切り替えるタイミングは、ある程度の基礎力をつけてからの方が効果的と言われています。
なぜなら、基礎力がついた後の方がネイティブ講師に切り替えるメリットを実感できるからです。
ネイティブ講師レッスンのメリット
- ネイティブならではの表現を学べる
- 発音矯正ができる
- アジア人ではない外見の人と話すことに慣れる
ネイティブ講師レッスンのデメリット
- 非ネイティブ講師に比べて金額が高い
- 日本語を話せる講師が少ないので初心者にはハードルが高い
- ネイティブの先生=教え方が上手いわけではない
このメリット&デメリットを正しく理解した上で
メリットを十分に吸収できるレベルに達したら、目的を定めてネイティブ講師に切替えましょう!
こんな基礎力がついたら目的を定めてステップUP
- フィリピン講師との基本的な会話に慣れた
- 自分の知っているボキャブラリーを組み合わせてスムーズに会話ができる様になってきた
- ボキャブラリーが増えてきた
ステップUPの目的
- 発音練習にフォーカスしたい
- ネイティブの言い回しを知りたい
【※注】ネイティブの言い回について
ネイティブ言い回しは、アメリカ英語とイギリス英語で全く変わってきます。
イギリス英語を勉強したい方はイギリスの先生を探しましょう。
また、基本的にレッスンをする際に先生はネイティブの言い回しを使いません。
初心者でも分かりやすいように、カンタンな単語と言い回しを使うからです。
せっかくネイティブの先生からレッスンを受けるなら「このフレーズ、ネイティブならなんて言いますか?」と自分から質問することが大切です。
まとめ
アメリカ人・ネイティブ講師のレッスンをうける最大のメリットはこの3つです。
- 発音矯正できる
- ネイティブの言い回しを学べる
- アジア人以外の外見の人と話すことに慣れる
フィリピン講師など非ネイティブから学べるスキルもたくさん
- 基礎英語、文法
- ボキャブラリー
- リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング全て
- コミュニケーション力
- 知っている英語を言語化する練習
- 異文化交流
せっかくお金と時間をかけるなら、
自分のレベルと目的にあったレッスンを選びましょう!!